テレワークpart3
さて、昨年に新型コロナウイルス発生のニュースを耳にしてから早1年が経過しましたが、状況は好転するどころか感染者数は悪化をたどり2度目の緊急事態宣言が発令され医療崩壊寸前の状態です。
昨年の緊急事態宣言が発令されたときは強力な自粛ブームに包まれ通勤電車は乗車率がかなり落ち、それまで朝の通勤列車で座れた事など一度もなかったのに、毎朝座りながら通勤出来たのをおぼえています。
また、朝の首都高速も渋滞など無い状況になりました。今回の緊急事態宣言発令でまた通勤電車の乗車率が下がるのかと思っていたのですが、実際は宣言発令前とほとんど変わりません。
各企業においては昨年の緊急事態宣言以降にテレワーク化を早急に推し進め現在まで継続しており、そういった意味では新型コロナウイルス前の出勤率から比べると7~8割程度に出勤率も落ちていたので、今回の緊急事態宣言ではあまり変化が感じられなかったと言う事でしょうか。
また、働いている人々も在宅業務や不規則な出勤シフトにもようやく慣れてきていたところへまた緊急事態宣言が発令され、今回はどうなるのかと不安を抱きながら会社へ出勤されている方も多いと思います。
昨年の春頃よく耳にしたのは「アフターコロナ」というコピーで、コロナ終息後に変化する生活スタイルみたいな意味合いで使われた言葉でした。
在宅業務等の非出勤型のワークスタイルで、企業もそのスタイルを推進していくとの予想でしたが、残念ながら現在新型コロナウイルス感染状況はまだ終息しておりません。
大手企業からテレワークスタイルの導入率を高め、テレワークが定着した企業では従来のオフィスが必要なくなり本社社屋の売却や賃貸などの話もちらほら耳にするようになってきました。
テレワークを主体で働く人々も通勤時間が無くなり時間をより有効に使える等のメリットを感じているようです。
半面、テレワークでは対面のコミュニケーションが希薄になりがちで、アフター5の付き合いもなくなり人間関係を作り上げていくのは難しくなっていくかもしれません。
他にもセキュリティの問題やノウハウの属人化などが言われています。
特に会社にまだ入社したばかりの若手社員の人達にとって、このコミュニケーション不足の問題をどのようにフォローしていくのかも課題になってくると思います。
このテレワークスタイルを支援する便利なツールも色々あります。
ZOOMのように昨年から爆発的に利用が高まったシステムも在宅という状況から需要が増したツールの代表格だと思います。
あとSLACK・TEAMS・chatworkといったコミュニケーションツールの採用も大企業はもとより中小企業でも増えてきています。
他にはファイル共有・タスク管理・勤怠管理システムといったITツールがテレワークにおいては必須になってきており、提供されるツールも急激に増え、使用する側もどのツールを選択するのが良いか悩ましいのが現状のようです。
ただし、これらのITツールが使い易くなり、より進化してもテレワークで重要なのは、会社との信頼関係であり働く人々の自己管理力だと思います。
まだまだアフターコロナと言える状態には時間が掛かりそうですが、企業も働く人々も英知を結集しこの難局を乗り超えていかなければなりません。