コラム

「首都高速道路」と「阪神高速道路」の割引について

2021/06/07
「首都高速道路」と「阪神高速道路」の割引について

ETCカードの歴史は、1997年から小田原厚木道路の小田原本線料金所で業務車両を対象とした試験導入を皮切りに、続く東京湾アクアラインにおける路線バスでの試験導入からスタートしました。

その後2001年11月30日から一般利用がスタートし、約20年が経過しようとしています。ETCカードは現在約5,000万台以上の車両で利用され、高速道路料金所においてETCカード利用率は90%を超えるまで普及しました。料金所でのETCカードレーンも当初は1レーンしか設置されていませんでしたが、ETCカード普及率増加にともないETCレーンも急増し、今では一般レーンの方が少なくなりました。ちなみにETCカードの普及以前は高額な偽造ハイウェイカードの不正利用が問題となっておりましたが、ETCカードによる各種割引制度の導入や車載器の価格低下に伴い、偽造ハイウェイカードの不正利用も激減しました。

 

さて普及率が90%以上を超えるETCカードですが、割引率がどのような仕組みになっているかご存じでしょうか。ETCカードには大きく分けて2種類が存在します。1つは主に銀行や信販会社が発行するETCマイレージサービスに登録して通行料金の支払額に応じてポイントを付与するポイント還元型のETCカード、もう1つはETCコーポレートカードです。

 

ポイント還元型のETCカードは、その名の通り走行料金に応じてポイントが還元されますが、実は首都高速と阪神高速でのポイント還元は一切ありません。おまけに朝夕割引や休日割引といった時間帯割引も無いため、料金所をスムーズに通過する利便性と割引の無さとのトレードオフに、首都高速と阪神高速の高額利用者は頭を悩ませるという現実がありました。

そういった方のために登場したのがETCコーポレートカードです。ETCコーポレートカードはNEXCO東、中、西日本各社が発行している法人専用のETCカードです。ETCコーポレートカードは決められた車両で決められたETCカードを使用することを前提とし、高額利用者への割引適用が可能となるよう導入されました。これまでポイント還元型のETCカードを利用していた法人様にとって「魔法」のようなETCカードの登場で、企業の経費が大きく削減されました。

 

ETCコーポレートカードには大きく分けて2種類の割引システムが導入されています。1つが車両1台ごとに1ヶ月いくら利用するかで割引額を計算する「車両単位割引」という割引システム。もう1つが企業様ごとに特別割引が設定される「契約者単位割引」です。「車両単位割引」はNEXCOが設定した金額ごとに割引率が決まっており、発行会社が設定変更することはできませんが、「契約者単位割引」は企業様がどこの発行会社と契約するかによって任意で設定される割引となっております。この「契約者単位割引」は1ヶ月ごとの利用金額と車両ごとの利用平均金額により任意設定されることが多く、発行会社の取引金額や規模に左右さると言っても過言ではありません。そのため企業様がETCコーポレートの導入を検討される場合は何処の発行会社と契約するか慎重に吟味されることをお勧めいたします。

 

「首都高速道路」「阪神高速道路」の車両単位割引

利用金額

割引率

5,000円以下

0%

5,000円超~10,000円以下

10%

10,000円超~30,000円以下

15%

30,000円超

20%

 

 

「首都高速道路」「阪神高速道路」の契約者単位割引

利用金額

割引率

月間利用金額100万円以上
かつ
車両1台あたり5,000円以上の利用の場合

 

10%

 

 

【ETCコーポレート発行条件】

  • 発行する車両の車検証「使用者欄」が法人名義であること
  • 発行する車両とETCコーポレートが固定されること
  • 発行される車両が5,000円以上利用すること

 

お陰様で弊社では「契約者単位割引」を受けるための条件を安定的に超えているため③記載の条件は比較的緩和されています。また大きな割引を安定的に供給するために「道路法」「道路交通法」を法令順守していただくことが大前提にあります。残念ながら昨今では車両制限令違反によるETCコーポレートの利用停止となった企業様が存在することも事実です。売上を上げることは企業にとって至上命題であることは明白です。ただそのために何をしてもいいという訳にはいきません。弊社ではお互いの利益追求のため「共存共栄:WinWin」の考え方に賛同いただける企業様にETCコーポレートをご利用いただければと考えております。「車両単位割引」および「契約者単位割引」は企業様にとって必ず経費削減にお役立ていただけると確信しております。首都高速もしくは阪神高速をお仕事で利用する企業様でETCカードとETCコーポレートどちらが自社にとってメリットあるのか悩まれている企業様は最適な提案をおこなえるよう只今<無料試算>も行っておりますので、是非この機会にお問い合わせいただければ幸いです。