コラム

ETCコーポレートカードの割引について

2019/11/21
高速道路

ETCとは(Electronic Toll Collection System)の略称であり車両が有料道路を利用する際に料金所で停止することなく通過できるノンストップ自動料金収受システムです。

 

その歴史は1997年に小田原厚木道路で業務用車両を対象に開始され、2001年11月には全国の高速道路において一般利用が開始されました。

その後、東/中/西日本高速道路株式会社(NEXCO)がETCの利用を前提とした大口・多頻度割引制度のために発行したETCカードがETCコーポレートカードです。

文字通りETCコーポレートカードを利用している大半の方が法人でございますが、稀に個人事業主の方が利用している場合もございます。

 

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ETCコーポレートカード導入メリットは何といっても大口・多頻度割引制度による割引額の大きさであり、割引の計算方法は車両一台ごとに車両単位割引が適用される仕組みとなっております。

車両単位割引は車両一台あたり30,000円を超えた部分に30%もの割引率が掛けられ、車載器「2.0」を搭載している車両に関しては何と40%の割引率となります。

 

ただし車載器「2.0」による割引率の変動は業務車両(緑ナンバー)に限られます。

そして大口・多頻度割引を受けるためにはETCコーポレートカードが発行された車両で東/中/西日本高速道路株式会社(NEXCO)が定めた高速国道(割引対象道路)を走行しなければなりません。

 

また大口・多頻度割引には高速国道を対象としたもの以外に一般有料道路を利用した通行料にも適用されますが「高速国道」「一般有料道路」は別計算となります。

 

ちなみに首都高速と阪神高速も車両ごとに別計算となります。

まとめると、ETCコーポレートカードを利用した場合の計算方法は、一台ごとに「高速国道」「一般有料道路」「首都高速・阪神高速」と3分類に分けた走行金額の合計に、それぞれに割引率を掛けて計算される仕組みとなっております。

 

少しややこしい計算方法ですね・・・

 

また大口・多頻度割引制度はすべての車種に適用されるため運送業・産廃業・観光業の方はもちろんのこと、高速道路を頻繁に利用されている法人の経費削減に大いに役立てられております。

 

【車両単位割引】

車両一台当たり利用額 従来型車載器 車載器「2.0」
0~5,000円の部分 0% 0%
5,000~10,000円の部分 10% 20%
10,000~30,000円の部分 20% 30%
30,000円をこえる部分 30% 40%

*ETC「2.0」による割引率拡充は2020年3月まで延長となります。

 

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ETCコーポレートカードによる割引は、大口・多頻度割引以外にも「深夜割引」「休日割引」「平日朝夕割引」がございます。

 

【深夜割引】

割引対象車両:すべての車種

割引率:30%

割引対象時間:毎日0時~4時

割引対象道路:東/中/西日本高速道路株式会社(NEXCO)が管理する全国の高速道路及び宮城県道路公社の仙台松島道路

*首都高速・阪神高速・京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は割引対象外です。

 

【休日割引】

割引対象車両:普通車・軽自動車(二輪車)限定

割引率:30%

割引対象日:土曜日・日曜日・祝日

割引対象道路:東/中/西日本高速道路株式会社(NEXCO)が管理する地方部の高速道路及び宮城県道路公社の仙台松島道路

*東京・大阪の大都市近郊区間は対象外です。

 

【平日朝夕割引】

割引対象車両:すべての車種

割引率:5回~9回までの通行料金のうち最大100Km相当分を約30%分還元

10回以上の通行料金のうち最大100Km相当分を約50%分還元

*ETCごとの割引対象となる利用回数によって還元率が変動する。

割引対象日時:平日<朝>6時~9時、<夕>17時~20時

割引対象道路:東/中/西日本高速道路株式会社(NEXCO)が管理する地方部の高速道路及び宮城県道路公社の仙台松島道路

*東京・大阪の大都市近郊区間は対象外です。

 

【深夜割引】【休日割引】が適用された走行料金は大口・多頻度割引制度の車両単位割引対象となりますが【平日朝夕割引】対象時間に走行した100Km未満の走行料金に対しては車両単位割引対象外となります。

 

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ETCコーポレートカードは高い割引を受けられる反面、発行されるまでに厳しい審査基準をクリアーしなければなりません。

また審査を通過したとしても利用額に応じた保証金を必要とするケースが多々あるため、ETCコーポレートカードが発行されるまでにかなりの時間を要する場合がございます。

 

しかし弊社では独自審査システムを確立しているため、他社と違い審査結果と発行までのスピードが特徴です。

また審査基準をクリアーすれば保証金をお預かりすることなくETCコーポレートカードが発行されます。

 

いざETCコーポレートカードが発行されたとしても守っていただきたい最低限のルールがあり【車両不一致】【車両制限令】【不正通行】などが挙げられます。

特に【車両制限令】に関しては2017年4月から厳罰化され取締りが強化されました。

 

やっとの思いでETCコーポレートカードが発行されたとしてもルールを守っていただけない場合は利用停止処分となる場合もございますので、法令順守のもとETCコーポレートカードを経費削減にお役立ていただければ幸いです。